HAPPY大作戦

さゆ卒業おめでとうきっかけに更新するの。
最初から最後まで本当にかわいかったの。12年間一度も推したことはないけど。

一線から下がってハローを遠巻きに見守るようになってからの数年間で、逆に一層ハローを好きになれた気がする。

ハローだけにすべてを捧げた時期は、価値基準がすべてハロプロで、行動するにもすべてハロプロ基準ではあったのだけれども、目をつぶりながら全力疾走していた気がする。色んな黒いものから目を逸らしたり、アイドルという存在に対して疑問を持ちながら、盲信することで自分をごまかしたりしてた。

一線から下がった後からは、全力疾走してないから色んな黒いものも見えてしまうし、現実世界の黒いものも知ってしまっているし、彼女たちから恐る恐る身を引いていかないと自分の美しい思い出が汚されてしまうんじゃないかと思ってたりした。
でも、目を逸らす必要なんて全くなくて、彼女たちは本当に純粋で、何よりも美しくて、最高に輝いていて、彼女たちが自分たちのことをアイドルというのであれば、アイドルはこの世で一番魅力的な最高の存在だと今なら自信を持って言える。
それは、主には、6期3人のおかげだと思う。
自分の価値基準がすべてハロプロ、というのは、人に対する価値基準のこと。自分は、というか割と多くの男性がそうだと思うんだけど、身の回りのものとか、学問とか、社会的なこととか、人であっても家族とかに対しては、何が大切で何が真理で、といったようなことを自分だけで考えて感じて答えを出していける自信があるんだけど、自分自身と、他人と、自分自身と他人との関係はどうしたらいいか、何がいいのかはよく分からない。
他人のどういうところが魅力的なのかとか、他人に対してどうあればいいのかとか、そのあたりの基準が全部ハロプロ仕様だなあと大人になってしみじみと感じることが多い。ものを好きになったり、家族を愛する気持ちは自分の中に元々あるけど、他人を好きになる心はハローによって形成されたと思う。普通の人は現実世界の他者との関係の中でそういったことを形成していくんだろうけど、周りの人を見ると、例えば、他人を利用することが行動の土台になってたり、性的な魅力しか見いだせない人が本当に多いよね。偽善ではなく、全く理解できない。間違いでも、悪いことでもないと思うけど、そうならなくて良かったと思うし、そうならなかったのはハローを好きになれたからだと思う。
自分がハローを盲信してたこと、自分の中で作られたものが大丈夫、美しいということは、6期の3人が最初から最後までずっと変わらなくて、ずっと芯が通ってて、最後まで輝いてたから確信できるようになったのかなと。

自分が10代の時を思い出してみても、普通の人が話してるような思い出話なんて何にも浮かんでこないし何にも覚えてないよね。でも、ハローを見てきた16年間を振り返ると、ハローと関わった自分の思い出とその時何を考えてたかが浮かんでくるよね。
娘。がなかったらと考えると、自分の青春時代を何も思い出せない、何も好きになれない人間になってたと思う。夢中になれる別の代替があったかもしれないけど、娘。によって作られた自分で、本当に良かった。

娘。については、色んな区切りはあったけど、安倍さんと重なってたさゆが卒業した今がこれまでで一番大きな区切り。まあさゆは誰にも傾倒しなかったし、初期からの色は受け継いでなかったと思ってるから、れいなが卒業した時が体制の変遷だったとは思うけど。しかし、皆本当に魅力的で、かわいい。12期もみんなかわいい。いいこたちすぎてつらい。つんくが親になってというのもあるかもしれないけど、何よりも5期6期が歌とダンスとかわいいを純粋に追い求めて、最高に輝いてたことが今のメンバーを引き寄せたし、その輝きを知ってる彼女たちなら、大丈夫。
自分が頑張れないなら、頑張ってる彼女たちを応援するだけだっていいじゃない。
きっかけをもらったっていいじゃない。
さゆだって娘。じゃなくて、ステージに立つこともなかったら、頑張れなかったかもしれないじゃない。
さゆがステージに立つことで色んな場面で背中を押してもらってるのなら、さゆに背中を押してもらってもいいじゃない。
これまで娘。には色んなきっかけをもらって、背中を何度も押してもらいました。約11年前に安倍さんが卒業した時は、消化しきれてなくて、何もできてなくて、無理やり別のものを探して没頭して傾倒してと、振り返れば空白な時期が長かったかもしれない。もう大丈夫、十分色んなきっかけをもらって、安定した自分ができて、これからは自分だけで現実を生きていけるから、自分が好きな娘。を見守らせてくれたらそれで大丈夫、と、やっと今なら思えるけど、あれからもう11年、もう28歳なのよね。27だっけ?自己形成遅すぎるよねというのは置いといて、自分の中にはなかった、自分だけでは作れなかった1本の美しい道、ともいうべきものを作れたのは、これまでの娘。のおかげです。これからも輝いてください。
そして、つんくはしなないでください本当にお願いします。